念仏寺 陀々堂の鬼はしり
2012年01月16日
五條市大津町にある念仏寺「陀々堂の鬼はしり」は、「題目立(だいもくたて)」(奈良市上深川)、「春日若宮おん祭の神事芸能」(奈良市春日野町)、「十津川の大踊り」(十津川村)に次いで、奈良県では4番目に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
ちなみに奈良県内では現在、6つが国の重要無形民俗文化財の指定を受けていて、以上のほかには奈良豆比古(ならずひこ)神社の「翁舞(おきなまい)」(奈良市奈良阪町)、吉野の樽丸(たるまる)製作技術。
「陀々堂の鬼はしり」は、母の実家にも近そうなので毎年、意識するのですが、夜の9時からということになると、ちょっとひるんでしまい、なかなか行く機会がありませんでした。
今回も、夜は無理だけど、お寺の雰囲気だけでも味わっておきたい、準備なんかも進んでいるかもしれないし、というような気持ちで足を伸ばしたのです。
↓念仏寺。正面に見えているのが陀々堂

堂々たる茅葺きのお堂で、雰囲気ありますね。
何か神秘的な物語が始まりそうな気配があって、魅了されました。

お堂の拝観だけで、来た甲斐があったと思ったのですが、なんと「昼の鬼はしり」や「子ども鬼はしり」が行われるというのです(下調べ不足でしたかね^^;)。
←お堂前に貼られていた次第。
あ、さっきすれ違ったお坊様たちは、大般若経転読を終えられたところだったのですね。

鬼はしりは室町時代から続けられている行事で、今年で527回目だそうです。
↓昼の鬼はしりは、松明に火がついていません。

↓赤鬼はお父さん、青鬼はお母さん、茶鬼は子どもだそうで。

松明は1m20㎝と、東大寺修二会のように大きなものではありませんが、重さは60㎏!
鬼はこれを担いで堂内を3周します。
“鬼が駆け巡る”、とか“走り回る”といった表現をしている観光ガイドブックを見ますが、走り回るというイメージではありませんね。
そりゃ、持っているのが60㎏の松明ですからね、軽々走れるわけがありません。
ドシッ、ノシッと力強く歩き回る、という感じでしょうか。
あくまでも、昼の鬼はしりを見た印象ですが。
「はしり」というのは東大寺修二会と共通した意味あいがあるようです。
実忠和尚が笠置の山中で天上界に至り、地上でも同じような悔過法要を行うことにしましたが、天上界の1年は地上の400年に相当するところから、時間を埋めるために走って走って行をする、というあれですね。
というような説明がありました。
「鬼はしり」、正式には「阿弥陀悔過」。ご本尊の阿弥陀如来様に、過去の罪を懺悔して幸福を祈る法会とのこと。二月堂の「十一面悔過」と似ていますよねえ。
「陀々堂」も「“だったん”が行われる堂」というところからきた名称だそうです。
ちょっと調べていると、念仏寺は平安時代末期に東大寺領になっていたことがあるようです。
あるいはそんなことも二月堂修二会と関係しているのかなあとふと思ったりしました。
現在は真言宗無住寺院。
↓子ども鬼はしり。すべて子どもたちが主役です。

鬼の所作も堂々と。境内を埋め尽くした観衆から拍手がわきました。
次の時代への継承も大丈夫なようですね。

終了後は“福餅まき”がありました。
↓福餅を拾おうとする人たち。

↓まかれようとするお餅たち。

おっと、撮っている場合ではないっ。カメラをリュックにしまい、さぁ、拾うぞ!
最初はあまり飛んでこなかったのですが、頭に当たったり、いきなりドッと落ちてきたり。
結構、熱くなったかも。
数字の書いてあるお餅は景品があたるらしい。
うわっ、5等をゲット!
わぁ~と喜んでいたら、そばにいたおばさま「特等」ですって。
「いいことありますよ、今年は」
ポーズを決めてくれました。ブログアップ了承済みです。が、ブログ? って感じでした。ま、いいか。
じゃん。おめでとうございます~

というわけで、陀々堂の鬼はしりは、とても興味深く楽しかったのですが、消化不良という感じです。
夜本番の「鬼はしり」を見たくてたまらなくなりました。
←ポスターから。
実は、叔母の家が陀々堂とは吉野川を隔てた対岸にあることがわかりまして…^^;
いえね、叔母の家には何度も行っているのですが、陀々堂がこんなに近いことを知らなかったのです。
ひえぇ。ビックリです。
もちろん、この日、叔母の家を訪ね、来年の宿泊予約をしてまいりました~
来年は夜の鬼はしりを見て、そして、いつか五條特集②をするようなことがあったら、鬼はしりを支える皆様を取材させていただきたいと思います。松明もじっくり見てみたい。
などと、興味はつのるばかり。
どうかそのときは、よろしくお願いします。
念仏寺陀々堂の場所
大きい地図・ルート検索 ( powered by ゼンリン地図 いつもNAVI )
ちなみに奈良県内では現在、6つが国の重要無形民俗文化財の指定を受けていて、以上のほかには奈良豆比古(ならずひこ)神社の「翁舞(おきなまい)」(奈良市奈良阪町)、吉野の樽丸(たるまる)製作技術。
「陀々堂の鬼はしり」は、母の実家にも近そうなので毎年、意識するのですが、夜の9時からということになると、ちょっとひるんでしまい、なかなか行く機会がありませんでした。今回も、夜は無理だけど、お寺の雰囲気だけでも味わっておきたい、準備なんかも進んでいるかもしれないし、というような気持ちで足を伸ばしたのです。
↓念仏寺。正面に見えているのが陀々堂

堂々たる茅葺きのお堂で、雰囲気ありますね。
何か神秘的な物語が始まりそうな気配があって、魅了されました。

お堂の拝観だけで、来た甲斐があったと思ったのですが、なんと「昼の鬼はしり」や「子ども鬼はしり」が行われるというのです(下調べ不足でしたかね^^;)。←お堂前に貼られていた次第。
あ、さっきすれ違ったお坊様たちは、大般若経転読を終えられたところだったのですね。

鬼はしりは室町時代から続けられている行事で、今年で527回目だそうです。
↓昼の鬼はしりは、松明に火がついていません。

↓赤鬼はお父さん、青鬼はお母さん、茶鬼は子どもだそうで。

松明は1m20㎝と、東大寺修二会のように大きなものではありませんが、重さは60㎏!
鬼はこれを担いで堂内を3周します。
“鬼が駆け巡る”、とか“走り回る”といった表現をしている観光ガイドブックを見ますが、走り回るというイメージではありませんね。
そりゃ、持っているのが60㎏の松明ですからね、軽々走れるわけがありません。
ドシッ、ノシッと力強く歩き回る、という感じでしょうか。
あくまでも、昼の鬼はしりを見た印象ですが。
「はしり」というのは東大寺修二会と共通した意味あいがあるようです。
実忠和尚が笠置の山中で天上界に至り、地上でも同じような悔過法要を行うことにしましたが、天上界の1年は地上の400年に相当するところから、時間を埋めるために走って走って行をする、というあれですね。
というような説明がありました。
「鬼はしり」、正式には「阿弥陀悔過」。ご本尊の阿弥陀如来様に、過去の罪を懺悔して幸福を祈る法会とのこと。二月堂の「十一面悔過」と似ていますよねえ。
「陀々堂」も「“だったん”が行われる堂」というところからきた名称だそうです。
ちょっと調べていると、念仏寺は平安時代末期に東大寺領になっていたことがあるようです。
あるいはそんなことも二月堂修二会と関係しているのかなあとふと思ったりしました。
現在は真言宗無住寺院。
↓子ども鬼はしり。すべて子どもたちが主役です。

鬼の所作も堂々と。境内を埋め尽くした観衆から拍手がわきました。
次の時代への継承も大丈夫なようですね。

終了後は“福餅まき”がありました。
↓福餅を拾おうとする人たち。

↓まかれようとするお餅たち。

おっと、撮っている場合ではないっ。カメラをリュックにしまい、さぁ、拾うぞ!
最初はあまり飛んでこなかったのですが、頭に当たったり、いきなりドッと落ちてきたり。
結構、熱くなったかも。
数字の書いてあるお餅は景品があたるらしい。
うわっ、5等をゲット!
わぁ~と喜んでいたら、そばにいたおばさま「特等」ですって。
「いいことありますよ、今年は」
ポーズを決めてくれました。ブログアップ了承済みです。が、ブログ? って感じでした。ま、いいか。
じゃん。おめでとうございます~

というわけで、陀々堂の鬼はしりは、とても興味深く楽しかったのですが、消化不良という感じです。夜本番の「鬼はしり」を見たくてたまらなくなりました。
←ポスターから。
実は、叔母の家が陀々堂とは吉野川を隔てた対岸にあることがわかりまして…^^;
いえね、叔母の家には何度も行っているのですが、陀々堂がこんなに近いことを知らなかったのです。
ひえぇ。ビックリです。
もちろん、この日、叔母の家を訪ね、来年の宿泊予約をしてまいりました~
来年は夜の鬼はしりを見て、そして、いつか五條特集②をするようなことがあったら、鬼はしりを支える皆様を取材させていただきたいと思います。松明もじっくり見てみたい。
などと、興味はつのるばかり。
どうかそのときは、よろしくお願いします。
念仏寺陀々堂の場所
大きい地図・ルート検索 ( powered by ゼンリン地図 いつもNAVI )
帰宅してから、リュックの中を調べてみるとお餅がざくざく。
15個も拾っていました
右は叔母が持たせてくれた“つるし柿”。
実が大きくてすこぶるのおいしさ

15個も拾っていました

右は叔母が持たせてくれた“つるし柿”。
実が大きくてすこぶるのおいしさ


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この記事へのコメント
いいよね。
陀々堂の鬼走りは今年の課題でしたが、岐阜の結婚式と重なりました。
来年は行くぞ。隣で熱心に餅拾っている男がいたら、それは僕です
・・
陀々堂の鬼走りは今年の課題でしたが、岐阜の結婚式と重なりました。
来年は行くぞ。隣で熱心に餅拾っている男がいたら、それは僕です
・・
Posted by koza at 2012年01月16日 22:37
すごい大量のお餅!
今年は、かぎろひさんも良いことありそうですね(^-^)
つるし柿もおいしそうに~
今年は天候不順でダメだたっと耳にしますが
これは完璧ですね。
以前に「鬼はしり」特集で見たことあるんですが
五條は遠い・・・です(*_*)
ブログで満足しておきま~♪
今年は、かぎろひさんも良いことありそうですね(^-^)
つるし柿もおいしそうに~
今年は天候不順でダメだたっと耳にしますが
これは完璧ですね。
以前に「鬼はしり」特集で見たことあるんですが
五條は遠い・・・です(*_*)
ブログで満足しておきま~♪
Posted by らん♪ at 2012年01月16日 22:40
kozaさん
こんばんは!
では、来年、陀々堂で!
一緒に、餅拾いしましょー。
こんばんは!
では、来年、陀々堂で!
一緒に、餅拾いしましょー。
Posted by かぎろひ at 2012年01月16日 23:39
らん♪ちゃん
こんばんは!
へへ、豊作、豊作。
いいことありそうですかね。
叔母手作りのつるし柿、絶品です。
自然の甘さがたっぷりで、おいしー。
こんばんは!
へへ、豊作、豊作。
いいことありそうですかね。
叔母手作りのつるし柿、絶品です。
自然の甘さがたっぷりで、おいしー。
Posted by かぎろひ at 2012年01月16日 23:44
今晩は!
わぁ~お餅すごい!
15個なんて・・3合弱ほど(笑)
それに景品付きだなんて・・・おばさん嬉しそう!
子供の「鬼はしり」・・・可愛い!
こうなったら・・でがしでも夜見たいですね
勇壮な「鬼はしり」・・・
わぁ~お餅すごい!
15個なんて・・3合弱ほど(笑)
それに景品付きだなんて・・・おばさん嬉しそう!
子供の「鬼はしり」・・・可愛い!
こうなったら・・でがしでも夜見たいですね
勇壮な「鬼はしり」・・・
Posted by emirin at 2012年01月16日 23:53
こんばんは!
東京日本橋の奈良まほろば館で、以前、陀々堂の鬼走りの小特集をしていて、展示されていた粗削りな鬼の面の異形さに惹きつけられました。
そのときからかなり気になる行事になっていましたが、なにせたいまつが出る夜の部が9時からと聞いて、行くのはなかなか難しそうです。
二月堂の北の茶所にも上と同じポスターが貼ってありました。
東大寺修二会のだったんとの関連も興味深いですね。
東京日本橋の奈良まほろば館で、以前、陀々堂の鬼走りの小特集をしていて、展示されていた粗削りな鬼の面の異形さに惹きつけられました。
そのときからかなり気になる行事になっていましたが、なにせたいまつが出る夜の部が9時からと聞いて、行くのはなかなか難しそうです。
二月堂の北の茶所にも上と同じポスターが貼ってありました。
東大寺修二会のだったんとの関連も興味深いですね。
Posted by なむさいじょう at 2012年01月17日 00:59
emirinさん
こんにちは!
昨夜、PCシャットダウンしてすぐにコメントいただいていたようですね。遅くなりました。
お餅、かなり小さいですけどね。
もち拾い、おもしろいです。ちょっと燃えたかも^^;
来年、夜の「鬼はしり」見るつもりですので、楽しみです。
って、鬼が高笑いしていそう。
こんにちは!
昨夜、PCシャットダウンしてすぐにコメントいただいていたようですね。遅くなりました。
お餅、かなり小さいですけどね。
もち拾い、おもしろいです。ちょっと燃えたかも^^;
来年、夜の「鬼はしり」見るつもりですので、楽しみです。
って、鬼が高笑いしていそう。
Posted by かぎろひ at 2012年01月17日 15:39
なむさいじょうさん
こんにちは!
ちょっとのぞいて、もっと知りたくなりました。
二月堂の修二会の影響大ですよね。
かつては、籠堂などもあってお籠もりしていたそうですよ。
別火精進は今も厳然と行われているようですし、火天役ならぬ火手役の存在、それから、だったん…
興味深すぎです。
深夜に及ぶ作法などがあれば、宿泊もアリでしょうが、10時前には終了するんでしょうね。
来年は夜の「鬼はしり」見てきますね~
こんにちは!
ちょっとのぞいて、もっと知りたくなりました。
二月堂の修二会の影響大ですよね。
かつては、籠堂などもあってお籠もりしていたそうですよ。
別火精進は今も厳然と行われているようですし、火天役ならぬ火手役の存在、それから、だったん…
興味深すぎです。
深夜に及ぶ作法などがあれば、宿泊もアリでしょうが、10時前には終了するんでしょうね。
来年は夜の「鬼はしり」見てきますね~
Posted by かぎろひ at 2012年01月17日 15:47


